有力情報誌も「三菱地所の偽装破産」の疑問を取り上げる

当社は昨年6月鹿島建設・御堂筋共同ビル開発特定目的会社(以下「TMK」と言います)に訴訟を提起しました。TMKは、三菱地所が開発及び特定資産管理処分受託者並びにAM(アセットマネージャー)として、その上優先出資51%出資として全権を持って支配していました。その支配者の責任者達が、地主であり支配権のない49%優先出資者の当社との事前の正式協議を一切拒否して突然破産を申請した卑劣で野蛮な行為は、ご支援者の皆様は十分ご承知のことと存じます。

三菱地所広報部は、破産以来一貫して、この破産はSPCのTMKが一存で勝手に行った行為で同TMKを完全支配していた三菱地所は知らなかったとマスコミを使って読者を愚弄する発言を現在も続けています。経済界においても、三菱地所に対する陰の批判は日増しに強くなっているようです。

三菱地所が当初大銀行・大証券会社と行って来た行為は紛れもなく社会通念上の詐欺行為であると信じます。訴訟に提出された三菱地所の答弁書によれば、TMKを倒産させたのは当社だとの驚愕すべき厚顔無恥の主張にはただあきれるばかりです。 三菱地所ホームページ掲載の行動憲章をご覧下さい。同社の性格を如実に証明しているようです。

上記のような実情は、大手マスコミ等は全てご存知のはずですが、三菱地所等に対する当社の訴訟提起は一切報道されません。記者会見を要請しても誰も当日その時間には出席しなかったようです。それに引換え、2011年4月27日のTMKの破産が官報で5月に発表されるや否や多数の大小マスコミ等は三菱地所に照会し、同社広報部は待ってましたとばかりに、破産はTMKが勝手に行ったもので当社(三菱地所)は被害者とか破産に反対していたとか、また、大洋リアルエステートと誠実に協議していたが残念だとか虚偽の発表を行っていました。

これら三菱地所の虚偽の発表で、当社は止むを得ずホームページを通じて皆様に真実をお知らせせざるを得なくなり、すでに当社のホームページ更新は70回近くにもなり、期間も2年半に達します。

たまたま最近、当社の主張と同じような金融界の噂が、情報誌「選択」11月号《企業研究》三菱地所欄に掲載されております。アドレスは
http://www.sentaku.co.jp/category/economies/post-3102.phpです。同誌の記事をご存知無い方はご高覧頂ければ幸甚に存じます。

次回裁判期日は、被告三菱地所・三井住友銀行・大和証券・東銀リース他の本丸訴訟は11月29日、被告鹿島建設・TMKは12月26日です。